ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 [Blu-ray]
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キングレコード (2010-05-26)
売り上げランキング: 7
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先週末の公開日,予約してもらった劇場中央のベストポジションで観て来た.
正直なところ,原作のTV版や旧劇場版には何の思い入れも無くて,社会現象と言われたのを不思議に思っているくらいなのだけれど,前回の「新劇場版:序」が期待を大きく上回る傑作だったので,今回は気合いを入れて行って来た.
かなり期待していったにも関わらず,その期待を更に大きく上回る傑作.脚本,演出,音楽,テーマ,映像などなど,どの観点から見ても,今までのアニメーション映画の中では断トツだ.宮崎駿作品は勿論,「GHOST IN THE SHELL」や「AKIRA」よりも遥か上を行く.
やはり技術で勝てない日本の生き残る活路は,芸術とエンターテイメントだと確信させるような作品だった.
アニメの殿堂なんて薄っぺらいものじゃなく,もはや公的な産業指定があってもいいと思う.アニメーターの悲惨な実態を,政治経済の面から考えてやれないかなぁ…….
原作のような抽象概念や実写によるごまかしは一切ない.世界への媚も無い.アニメーションを,芸術として,そして何より文学として昇華させてくれる名作.前作の「序」すらも,はるか高みから見下ろすこの作品を,公開初日に劇場で観られた事を素直に喜びたい.
強いて言えばセオリー的な演出があったと言えばあったけれど,絶望的で冷酷なシーンにも一つ一つ意味と温かさが感じられる.予想を裏切らないだけなら駄作だけれど,期待を裏切らないのは名作だ.また,原作を知らないで観るには薄っぺらいけれど,原作を知っていると逆にキャラクターの性格や心理描写に微妙な違和感があるかも知れない.そのあたりをバランスよく観られる余裕があるなら,この作品は3倍の値段を払っても観る価値があると思う.
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