2009/06/09

ゲルマン紀行#02

  • 2008年09月13日の旧エントリから転載・改編
 訪れた順に今回の旅の流れや印象を街毎に書き留めておく.街のサブタイトルの★は五点満点で,太字は比較的時間を掛けた博物館や美術館,名所など.寧ろ細字は殆どスルーした場所.

 おおまかなアウトラインだけ列挙して細かい史跡やコメントは追々追記していく事にする.

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【ベルリン(ドイツ)】★★★★★

 冷戦の影響もあっただろうし,景観に過度な期待はしていなかった.旧西ドイツには多少欧州的な匂いが感じられるかも知れないが,旧東ドイツに至っては無機質な殺風景が広がっているものだと思っていた.
 ところが,事実はその逆で,ベルリンの壁の東側は,古い建築や街並みが多く残っているだけではなく,今尚再建される街がことごとく伝統を踏襲した建築の多い秩序的ないい街だった.ついでに,女性がのきなみ綺麗だったのもベルリン.
  • ティーアガルテン
  • 戦勝記念塔
  • ベルヴュー宮殿
  • ソ連戦勝記念公園
  • 共和国広場
  • 連邦議会議議事堂

 要するに国会議事堂.入るには空港と同様にボディチェックと荷物チェックが必要で,時計を外そうとしたら「ROLEX以外は外さなくて大丈夫」と冗談を言われたので,「多分中国ではROLEXとして売られてますよ」と冗談で返したらジョークのセンスを褒められた.その場に中国の方がいなくて良かった.
  • ブランデンブルク門
  • パリザー広場
  • コミッシェ・オーパー
  • フンボルト大学(ベルリン大学)
 数学者のJacobi,鬼才Von Neumannの母校.今回の旅では時間の関係でどうしてもGaussを訪ねる事が出来なかったので,せめてもの報いと言うか,Jacobiの縁の地を訪れた.と言っても通り掛かりにあるので嫌でも訪れただろうけれど.古本市をやっていて,後述の野外公演が道を隔てて開催されていた時には構内まで人が一杯だった.

  • 大聖堂
  • 旧博物館(現エジプト博物館)
  • 旧ナショナルギャラリー
  • ペルガモン博物館
  • バビロン特別展
  • ボーデ博物館
 以上,博物館島.博物館島の博物館・美術館群はどれも抜群に素晴らしかった.特に,エジプト博物館がベスト.一つ一つが物凄く奥深くて,尚且つ全て共通券で済んだので,予算的にも安心設計.ペルガモン博物館では従来の展示に加えてバビロンの特別展も古代の風俗を直接感じられて面白かった.英語の説明が充実していたので,比較的楽に説明なども流し読み出来た(結局のところ語彙力では圧倒的に英語が独語に勝るのだ.到着して3日程で全盛期の英語脳はほぼ回復した.).
  • シナゴーグ
  • ゾフィエン教会
  • アンネ・フランクセンター
  • マリエン教会
  • 赤の市庁舎
  • テレビ塔
  • ニコライ広場
  • ニコライ教会
  • フランス大聖堂
  • ドイツ大聖堂
  • コンツェルトハウス
  • 検問所跡
  • チェックポイント・チャーリーハウス
  • 自然科学博物館
  • ベルリン中央駅
  • 連邦首相府
  • ベルリンフィルハーモニー(施設内には入れず)
  • ベルリン国立絵画館
 今回の旅でドイツ語圏のVermeer作品6つのうち4つを観てまわる事が出来たが,その内の2枚がこの絵画館蔵.Vermeerの作品と言っても本当にいいと思う絵は半分もないと思うのだけれども,個人的にVermeer全盛期だと思う絵のうちの1枚,「真珠の首飾りの女」がここにあった.
 最初に訪れた時は時間があまりなくて,他の作品を観るのにも時間を割いてしまったけれども,結局Vermeerだけを観に翌日もう一度訪れてしまった.今回の旅で後にも先にも2度訪れた美術館はここだけ.この絵は本当に魅力的で,2回目に訪れた時には絵の前の椅子に座り込んで結局30分も見ていた.こんな経験は初めてだ.東京のVermeerももう一度くらい観に帰りたい.
  • カフェ・アインシュタイン本店
 Albert Einsteinとは多分無関係の,ドイツの有名チェーンカフェ.余談だが,Einsteinとは別に,Ein Stein(a stone;お待ち下さい)という言葉は地下鉄の駅で「Ein Stein bitte.」という形で何度も耳にして,その度にドキリとしてしまった.
  • カイザー・ヴィルヘルム教会
  • ツォー駅
  • シャルロッテンブルク宮殿
  • ベルクグルン美術館
 ベルクグルン美術館は私立の美術館ながら,ピカソの友人の開いた美術館という事もあってピカソコレクションは圧倒的.いわゆる普通の現代美術館でピカソを観るより何倍も迫力と魅力を感じた.実は関空から出掛ける前に大阪の国立国際美術館で「モディリアーニ展」を観て行って,それはそれで非常に良かったのだけれど,モディリアーニとピカソならやっぱりピカソの方が一枚上だと思った.
  • ブレーハン博物館
  • ダーレム博物館
 ドイツ最大級の民族学博物館.広さ的には大阪の万博公園の国立民族学博物館の方が大きいくらいかも知れないけれども,揃えてある展示品の多彩さはこちらの方が面白みがあった.日本の展示も充実していたが,その中で祭に関して祇園祭とまさかの埼玉の秩父夜祭の二つが同列で展示されていたのにはがっかりした.
  • ベルリン自由大学
 本業の研究関連で来訪.Feynmanの後継者を訪ねて.指導教授が2年間研究員として滞在していた大学なのでコネもアリ.今度はキチンとした論文を携えて公費で研究来訪出来たらいい.
  • ツォイクハウス(ドイツ歴史博物館)
 ドイツの「博物館」の中では一番面白かった.古き時代の展示,特にルターの宗教改革にまつわる辺りの展示は勿論の事,ナチス政権や世界大戦への反省が色濃く感じられたのが印象的.靖国神社にも見習って欲しい.尚,今回の旅で最初にEinsteinの生の遺品を観たのもここ.
  • ベルリン国立歌劇場
 今回の旅のベスト3に入る感動がここ.オペラシーズン開幕を控えて,国立歌劇場の庭園で市民に対して年に一度無料開催されるベルリンフィルの野外公演を聴く事が出来た.大スクリーンに映し出し,音はスピーカーで街中に飛ばすような大規模なクラシックライブで,勿論,間近では観られなかったけれども,前日にうわさを聞きつけ駆けつけたら,クラシックにうとい自分でも鳥肌が立つような見事な音の空間に時間の経つのも忘れてしまった.
  • ベルリンの壁
  • ベルリンの壁監視塔
  • ベルリン国立絵画館(2回目)
  • ソニーセンター
  • フィルムミュージアム
  • ダイスラークライスラー・アリアール
  • マレーネ・ディートリヒ広場
  • 新ナショナルギャラリー

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【ポツダム(ドイツ)】★★★★

 ポツダム宣言で知られるポツダムはベルリンから目と鼻の先.ベルリン滞在中に半日だけ足を伸ばした.世界遺産のサンスーシー宮殿も素晴らしかったが,市民の生活の場となっている普通の街並がベルリンよりも控え目で良かった.ポツダム会談の場となったツェツィリエンホーフ宮殿は時間の関係で中には入らず.
  • サンスーシー公園
  • サンスーシー宮殿
  • 新宮殿
  • 中国茶園
  • シャルロッテンホーフ宮殿
  • オランジュリー(温室)
  • ツェツィリエンホーフ宮殿
  • ルイーゼン広場
  • ブランデンブルク門
  • グーテンベルク通り
  • 聖ペーター&ポール教会
  • ポツダム映画博物館
  • ニコライ教会

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【ハノーファー(ドイツ)】★★

 残念ながら1時間だけ立ち寄っただけなのでそれらしい場所はまるで見られていない.ブレーメンにいけなかった代わりに,時間的に余裕がなく苦し紛れに寄っただけ.ブレーメンは,いずれフランス・オランダからブレーメン・ドレスデン経由でチェコに行く旅程を組んで訪れたい.
  • 旧市庁舎
  • オペラハウス
  • エギディエン教会
  • ライネ城

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【雑談】

 旅を通じてガイドブックにも載っていない大きな教会が多く驚いた.有名な教会にはほとんど入って来て,微々たるながらも寄付を志納して来たけれど,そうでなくともどの街や地区でもキリスト教会が街の中心になっているのが美しかった.特に,ドイツの街は歴史的に教会を中心に創られて来た文化があって,今も教会より高いビルやアパートが少ないのも秩序的な魅力の一つ.

 只,秩序的ではないにしてもガイドブックに載っていないような小さな,教会ならぬ神社や寺院はそれこそ京都にも同じように無数に存在して,自分達が普段意識せずに通り過ぎている無名の神社やお寺にも外国人観光客はひとつひとつ感動し,文化の面白さを発見していくのかも知れないと思うと,逆に京都の魅力も改めて感じた想いがした.

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