2009/06/13

ゲルマン紀行#06

  • 2008年09月24日の旧エントリから転載・改編
 今回は国を跨いでミュンヘンとザルツブルクのまとめ.ミュンヘンでは,後述の通りトラブルがあって,予定していた博物館等に一部行けなかったのがとても残念.ミュンヘンも交通ハブとしては優秀なので,直接の目的地でなくともこれから立ち寄る機会は何度となくあるだろう.住むこともあるだろうか.

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【ミュンヘン(ドイツ)】★★★★

 今回の旅で唯一,不完全燃焼だった街.要するに,リストアップしておいた最低限見ておきたい場所を一部まわれなかった.博物館と郊外をもっと散策するはずだったのだが,予定外のトラブルで急遽時間を取られてしまい,観る予定だった場所を一部諦めざるを得なかったのだ.それでも,連泊した事もあって早朝から遅くまで時間を掛けて散策出来たのは不幸中の幸い.ドイツ最後の街.観るべき美術館には全て行けた.
  • カールス広場
  • カールス門
  • 聖ミヒャエル教会
  • フラウエン広場
  • フラウエン教会
  • マリエン広場
  • 新市庁舎
 マリエン広場に面して立つミュンヘンのシンボル.新ゴシック様式の建築に加えて,等身大の人形が定時に人形劇を繰り広げる大時計も見どころ.時間の関係で塔には入らなかったが,日が暮れてから通り掛かると,マリエン広場は店のガーデン席や大道芸人,クラシックの街頭演奏など大いに賑わっていた.
  • 旧市庁舎
  • 聖ペーター教会
 ミサを観る事が出来た.というよりも,ミサに参加.時間もあったので,独語の聖書を眺めつつ,法話を聞く.結局,何を言っているか1割くらいしか分からなかった.雰囲気が味わえただけでも良し.
  • アザム教会
  • ゼントリンガー塔
  • ヴァクトアリエン広場
  • ヴァレンティン博物館
  • イザール門
  • バイエルン州立歌劇場
  • テアティナー教会
  • レジデンツ
  • 宮殿
    • レジデンツ博物館
    • 宝物館
 ミュンヘン王宮.戦禍も免れ,14世紀より引き継がれる宮殿は今尚街のシンボル.宮殿内部は博物館として公開されており,豪華なドイツの上流階級の生活が今なお見て感じられる.北に面する王宮庭園も広大.
  • 王宮庭園
  • オデオン広場
  • 戦勝門
  • ミュンヘン大学(ルートヴィヒ・マクシミリアン大学)
 HeisenbergとPauliの母校.ミュンヘンは比較的日本人も多かったけれども,このミュンヘン大学にも主に女性の日本人観光客がチラホラ.気になって帰国してから調べたら違った.アレだ,『鋼の錬金術師』(主に劇場版の「シャンバラを征く者」.3年くらい前にDVDで観たのが最後.後でレンタルして見直しておこう.)の聖地でもあったのだった.聖地巡礼で欧州にまで来る腐女子自重!といいつつかくいう自分も2期には大いに期待している.
  • マルクス教会
 ミュンヘンは大きな美術館と博物館の数ではドイツ一.全て見ようと思えば4日くらいは必要だが,今回は美術館を優先してリストアップしておいた.特に,以下のピナコテーク美術館群は一つ一つが物凄く濃い.博物館はトラブルのせいもあってほとんど回れなかった反面,美術館は大御所をゴリ押しで全てまわった.アルテ・ピナコテークとノイエ・ピナコテークはいずれも欧州最大級.
  • ピナコテーク・デア・モデルネ
 現代美術館.PicassoやDaliなど,最近の巨匠達の名画が2階に並び,1階と地下は現代の文化に関する展示.BMWやポルシェといった自動車の展示も充実.ただ,個人的には今一つ.ピカソコレクションに関しても,これまで散々見て来ているし,ベルリンのベルクグルン美術館の方が充実度では遥かに上のように感じた.
  • アルテ・ピナコテーク
 旧美術館.14世紀から18世紀にかけての作品を展示.必然的に宗教画が多くなるが,Rubensのコレクションは圧倒的.宗教画と言えども,人物達の非常に豊かな表情と,力強い肉感とタッチ,鮮やかな色遣いなど,改めて存在感を確認した.「レウキッポスの娘たちの略奪」や「エレーヌ・フールマンの肖像」など名画も多い.Rubensはこれまでも多くの美術館で絵が残っていたが,大きさ,数共にアルテ・ピナコテークが抜群.50点以上あったのでは.特別展の関係でda Vinciの絵が観られなかったのは残念.ニュルンベルクで生家を訪れたDürerの名画も印象的だった.
  • ノイエ・ピナコテーク
 新美術館.19世紀から20世紀にかけての作品を展示.有名どころでは,Goghの「ひまわり」やMonetの「睡蓮」(Monetの睡蓮は非常に多く残っているのでそれ自体は決して珍しくはない).その他,Klimt,Gauguin,Millet,Corot,Renoir,Cézanne,Picassoなどコレクションは非常に充実.宗教画がほとんど無い分,アルテよりも多彩な楽しみ方が出来て時間を費やした.久々にMilletの作品を観たが,昔見たときよりも写実的な印象に欠け,Corotの方が魅力的に思えた.
  • グリプトテーク(古代彫刻美術館)
 古代ギリシャとローマの石膏彫刻を中心に展示してある.それはそれで魅力的.特に,彫刻絡みの美術館はどこに行っても数が限られているので.ただ,正直,前の2つがどちらも欧州最大級の美術館なので既に鑑賞に疲れ気味.ここで力を使い果たし,サブで考えていた隣の古代美術博物館は外観のみに切り替えた.
  • バイエルン州立音楽大学
  • 古代美術博物館
 工芸品関係の美術博物館で,既に疲れ切っていたので中には入らず.ギリシャ風の建築に加えて広大な庭園を持っているので,外を観るだけでも一見の価値あり.
  • 旧植物園
  • ネプチューン噴水
  • ミュンヘン国際空港
 ミュンヘンの市街地から30kmも離れた所にある空港.リコンファームのトラブルで緊急に向かわなければならなくなった.それでも,電車で片道40分弱といったところで,無事トラブルも解決.因みに,ここで解決していなかったら日本に帰国出来なかった可能性も大きかった.詳細は別の機会に.
  • ミュンヘン森林墓地
    • Heisenberg墓
    • Michael Ende墓
 今回の旅でお墓参り出来た大御所の物理学者は,HeisenbergとBoltzmannだけ.ご存知の通り,Einsteinには墓が無いし,Pauliに関しては情報無し.Schrödingerに関してもウィーンで色々現地調査はしたものの突き止められなかった.あとで考えてみたら観光案内ではなくウィーン大学で調査すれば判明しただろうと思うと悔しい.でも,京大でも湯川秀樹と朝永振一郎のお墓の場所まで知っている人って少ないだろうな.もちろん自分は両人とも墓参りした事がある.欧州の墓は,日本と違って土葬なので,それを意識すると異常に気味が悪い.特に森林墓地というだけあって森に囲まれており,訪れたのが日が上がり切らない朝方だったので余計に不気味だった.

 空港に行くトラブルがなければ,科学系の展示も充実していると言われるドイツ博物館と,ドイツ国内のユダヤ人収容施設だったダッハウ強制収容所に行く予定だった.中継地としてはミュンヘンは比較的優秀なので,次回立ち寄った時には博物館と収容所を優先的に回る.

 余談だが,ミュンヘンでの夜は相部屋のドイツ人と一緒にスポーツバーに行った.と言うのも,W杯の欧州予選開幕戦で,ドイツVSリヒテンシュタイン戦を中継していたからだ(試合はリヒテンシュタインのホーム戦).相手が弱小国と言う事もあって,ドイツが6-0で勝利.流石にこの圧勝にバーは大盛り上がりで,欧州サッカーの熱を少しだけ味わえて良かった.ついでに,この日オーストリアはフランスを破る快挙を挙げ,翌日ウィーンでは大騒ぎだった.

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【ザルツブルク(オーストリア)】★★★★★

 Mozartの生まれた街として知られているほか,旧市街は世界遺産に指定されている.とても綺麗な街だった.残念だったのは,生憎の雨と大量の日本人.比率的には,今回の旅で最も日本人の多かった街.日本では,宮本恒靖がザルツブルクに所属していて耳にする機会が多い.どの辺に宮本が住んでいるかは不明.
  • ミラベル宮殿
  • ミラベル庭園
  • バロック博物館
  • マリオネット劇場
  • 三位一体教会
  • マルクト広場
  • モーツァルト・ヴォーンハウス(住居)
 Mozartの住んだ家で,生家とは別に当時の住居が残っている.中は博物館として,彼の愛用品や作曲に使用した道具などが展示されている.只,どういう背景からか,この博物館のスポンサーになっているのが日本の第一生命で,日本のツアーには必ずこのMozartの住居と生家が組み込まれているらしい.いやむしろ日本からザルツブルクへのツアーそのものが増える切っ掛けとなっているように見えた.
 観光客は何と7割が日本人.自然,日本人向けのお土産コーナーまで設けられる始末.この旅で何度も同じことをしているが,ここでも日本語のガイドを貰わず敢えて「英語は喋れます」と英語版のガイドを貰う.年配の日本人ツアー客は英語が喋れないだけではなく態度まで横柄だからたちが悪い.
  • マカルト小橋
  • 旧市庁舎
  • モーツァルト・ゲブルツハウス(生家)
 こちらも同じく日本人の溜まり場.今度は9割が日本人.それはさておき,先の住居でもそうだがMozartとBeethovenはあらかじめ勉強したり音楽を聴き込んで行ったりしたおかげで,展示品や歴史に関してもそれなりに見応えがあったのは良かった.帰ってから,久々に映画「アマデウス」を観ようと思って借りに行ったら貸し出し中だったので近い内に.
  • ゲトライデ通り
 ザルツブルクの代名詞でもある古通りは非常に美しかった.ベルンとは違った趣を感じさせる.印象的だったのはMcDonaldで,石造りの古い建物の中に入っていたMcDonaldの表に出ている看板は,魔女の宅急便よろしく,金色に細く象った「M」の金細工のみ.見習うところが多い.
  • 聖ブラシウス教会
  • 馬の洗い場
  • カラヤン広場
  • 祝祭劇場
  • コレギエン教会
  • フランツィスカナー教会
  • ドーム広場
  • 大聖堂(ドーム)
  • 大聖堂博物館
 入口で志納を集めていて(そうでなくても訪れた教会には僅かながら寄付をするようにして来た),気持ち程度だけ納めたら係のオーストリア人のおじさんに片言で「アリガート,アリガート,ゴザイマース」とお礼を言われ一気に気分が萎える.日本じゃないんだから日本語なんか喋らなくていい.むしろ観光で来たツアーのおばちゃんにドイツ語を浴びせてやれ,と思ったが口には出さず笑顔を返す.
  • ザンクトペーター教会
  • レジデンツ(大司教館)
  • ミヒャエル・ハイドン博物館(作曲家として有名なHaydnの弟の家)
  • カピテル広場
  • ホーエンザルツブルク城塞
    • 城塞塔
    • 城塞博物館
    • マリオネット博物館
 ザルツブルクの高台に立つ城塞.ドイツ王からの攻撃を防ぐための防壁として11世紀に建てられたもので,いわゆるロマンチックなドイツ風の古城ではないが,要塞であるが故の軍事的な見どころは多い.また,塔の上からはザルツブルク盆地が一様に見渡せる.城の北側は旧市街の風景が,南側は広大な盆地に広がる長閑な田舎風景が魅力的.往復はケーブルカーか徒歩か選べるが,帰りは徒歩で坂道を降りて来た.
  • グロッケン・シュピール
  • モーツァルト広場
  • モーツァルト小橋
  • カプツィナー教会
  • カプツィナー修道院
 残るはウィーンのみ.ウィーンは滞在時間が最も長かった上に,美術館,博物館,イベントなど目白押しだったので次回単独で書く事にしよう.

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