クリムト デラックス版 [DVD]
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ジェネオン エンタテインメント (2007-04-25)
売り上げランキング: 34446
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世紀末ウィーンの芸術家Klimtを描いた作品.映画は死に瀕したKlimtの回想的な夢物語として描かれる.……が.まったくもって不可解.ほぼ完全に夢物語で描かれているので,正直,監督の自己満足にしか見えない.
現実と空想の区別もおぼろで,Klimt芸術の概念の外枠だけがぼんやりと浮かんでくるだけなのだが,その外枠も,世紀末ウィーンの本質を如実に描写できているのかはなはだ怪しい.Klimt自身,従来の芸術に打ち勝とうとする強い芸術家というよりは,芸術を隠れ蓑にして女遊びを楽しんでいるように見えなくもない.多くのモデルと愛人関係にあったのは事実のようだが,それがKlimtの芸術の原動力だとするのは少し違うようにも思う(エロティックな絵画以外の作品や寓意画から察するに).
とはいえ,やっぱりKlimtは何というか,自分好みの画家ではないなと思う.自分は断然Egon Schieleだ,というのは先日ウィーンで確信したこと.というより,KlimtとSchieleを同じカテゴリで語ること自体に無理があるんじゃないかとさえ思う(実際Schieleは分離派には属していない).
この映画でSchieleも登場するのだが,Schieleの役者チョイスや描き方がなんだかんだで一番不愉快だったかも知れない.
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